玄米の炊飯器と聞くと、職人さんが使う専用の機械みたいなイメージがあるかもしれません。
ここでは玄米の炊飯器がどのようなものか、普通の炊飯器とどう違うのかを分かりやすく比較します。
玄米の炊飯器とは?
玄米の炊飯器とは「玄米を発芽させる」、「玄米を炊く」、「玄米を熟成させる」、この3つの機能を備えた炊飯器です。
玄米の炊飯器は現在、このような商品があります。
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玄米の炊飯器と普通の炊飯器の共通点
違いを見る前に、まずは共通点を確認しましょう。
玄米の炊飯器は普通の炊飯器と見た目はほとんど変わりません。
知らない人は普通の炊飯器だと感じます。
大きさや重さ、内容量、電気代も同じようなものです。
普通の炊飯器の中でも値段が高いものは、圧力を使った色々な料理を作れます。
ホロホロの豚の角煮、骨まで柔らかい魚の煮付け、ふっくらしたチーズケーキ、パン、等々…
玄米の炊飯器は圧力を利用しているので、同じように沢山の料理を作ることができます。
見落としがちなのが、玄米の炊飯器は白米を炊くのも上手ということ。
玄米の炊飯器で白米は無理と思っている人がいますが、白米や雑穀米なども美味しく炊けます。
玄米の炊飯器と普通の炊飯器の違う点
玄米の炊飯器が普通の炊飯器と共通点が多いことは分かったかと思います。
- 見た目
- 大きさ、重さ、内容量
- 電気代
- 圧力料理ができること
- 白米や雑穀米を炊けること
では何が違うのか?
それは、熟成玄米(別名:酵素玄米、寝かせ玄米)をほぼ全自動で作ってくれる点です。
言い換えると、熟成玄米のための圧力、温度、時間の調整機能がついているということ。
これが「玄米を発芽させる」、「玄米を炊く」、「玄米を熟成させる」の3つに関係します。
玄米を発芽させるポイント
玄米を発芽させて発芽玄米にするには水に浸しておきます。
常温の水だと24時間以上かかりますが、34度くらいの水なら4~6時間で発芽します。
玄米の炊飯器なら絶妙な温度をキープできます。
そのおかげで、短い時間で玄米を発芽させることができます。
普通の炊飯器では水温を34度に保つ機能はありません。

玄米を炊くポイント
玄米は糠(ぬか)に包まれています。
このため玄米は白米よりも炊くために長い時間が必要です。
白米と同じ炊飯モード(時間と火力)だと、硬くて美味しくありません。
普通の炊飯器だと玄米を炊くのに1時間半はかかりますが、玄米の炊飯器だと1時間かかりません。
高圧力で高温で炊いているため、短時間でも美味しくてふっくらしたお米が炊けます。
普通の炊飯器は1.3気圧くらいですが、玄米の炊飯器は1.8気圧です。
玄米を熟成させるポイント
炊いた玄米を熟成させるには3日ほど保温することが必要です。
熟成に大切なのは、およそ72度をキープすること。
普通の炊飯器では、保温の温度が60~70度を上下してしまいます。
およそ72度をキープする機能は普通の炊飯器にはついていません。
1番嬉しいポイント
玄米の炊飯器には、玄米にピッタリの機能が備わっています。
その中で、使う人にとって一番嬉しいのはやっぱり、ほぼ全自動で熟成した発芽玄米を作れることです。
最初に玄米と小豆を洗い、塩を入れて炊飯器のスイッチオン。
これだけで、3日後には熟成した発芽玄米ができあがります。
(1日1回は玄米をかきまぜた方がいいです)
「玄米を発芽させる」「玄米を炊く」「玄米を熟成させる」
この3つの作業を、玄米にピッタリの温度と時間で、まとめてやってくれる。
自分でやっていた時の面倒くささは何だったの!?



私は熟成玄米が体にいいと知りつつも、作るのが面倒で続けられませんでした。
全て自分の手で熟成玄米を作るのは本当に大変です。
玄米の炊飯器なら全く面倒がありません。
だからこそ玄米の炊飯器を買ってから7年も続けられているんです。
まとめ「玄米の炊飯器と普通の炊飯器の違い」
玄米の炊飯器と普通の炊飯器の違いを簡単に言うとこうです。
- 玄米の炊飯器は普通の炊飯器と見た目が同じ
- 高めの炊飯器に、玄米の温度・時間の調整機能をプラス
- 玄米の発芽、炊飯、熟成を全自動でやってくれる